「情報漏えい問題」占いの館その3
※この物語はフィクションです
占いでみんなの悩みを解決だよ
占い師クエストをやってから見ると
話の流れがわかるようになるよ!
さ、次のお客さんどうぞ。
「よろしくお願いします。」
「ウホ、いい男!
まずはお名前とご職業だよ。
ちゃんと伏せるから安心してね。」
「国民的RPG10の
チーフプランナーをやっております
Aと申します。」
「あ、段差あるから気を付けて。」
A「え・・・う、うわっ!」
段差につまずくAさん
「んもうっ、ドジっこだなー。
オチにくるはずの目線外しが
もうでてきちゃったじゃないかー!!」
A「すいません。」
「まぁいいや、で、Aさんは
何を占って欲しいの。」
A「私、人狼というゲームがすごい好きでして…」
「よくわかんないけど、村人の中にいる
狼探すゲームだよね。映画、DVDで
2回見たよ。2回楽しめるんだよ、アレ。」
「で、その人狼がどうしたの。」
A[私、ゲームの中で狼を見つけて
吊るしあげるのは得意なんです。
しかし、開発内にいる狼を見つける事が
できなくて諦めました。」
名言あきらめました
※2015年夏祭り一問一答より。
諦める安西先生と諦めさせない安西先生。
「ええ、開発内の狼ってどういう事。
言ってる意味ちょっとわかんないかな。」
A「今、私の勤務先の開発内から
外に出ちゃいけない情報がちょいちょい
漏れている状態になっているんです。」
A「新しいコインボスの
実装前からアクセサリーの情報が
毎回、表に出ちゃったり…。」
※つい最近は、占い師の必殺技実装
1ヵ月ほど前に技の効果どころが名前までも
ネット上にでてしまっていた。
A「まだこの程度の漏洩で済んでいるんですが
後々の事を考えるとなんとかしたいですね。
占いの力で開発内にいる
裏切者を吊し上げて頂けないでしょうか。」
「ッケイ!」
「コインボス増えるたびに
DQTVですら、詳細を控える
アクセの名前と性能が出回ってるのは
おかしいよね。特定しちゃうよ。」
「これ、1枚引いて。」
A「いきます。」
引いたのは謎のタロット!?
A「なんですか、これ。
どういう事です。」
「いっけなーい。」
「タロットの中に自作の
プロカルタが混ざっちゃてた。」
「まぁいいよね。」
A「で、情報漏えいの犯人は…」
「今日は閉店の時間です。
ちりんちりーん。」
閉店の時間きちゃった。
これも運命だねっ。
実際問題、守秘義務を守らない
不届きものはしっかり特定しよう!
そのうち取返しのつかない事になるぞ!
ドラクエ9であったリーク事件
ドラクエ8と9のプログラムは
他の会社に委託している。
そこのスタッフが、ドラクエ9の
発売前に友達にベラベラいろいろ喋って
そいつがネットに暴露したらしい。
ちょっとウソくさいと思える内容だったけど
実際、ドラクエ9が発売してみると
確認できる部分はすべてあっていた。
わかりやすく要約するとこんな感じ
「ドラクエ8を引き受けた時とは違って
自社で人気タイトル連発しており
会社が数倍の規模に膨れ上がった。
外注であるドラクエ9に関しては
完全にやる気の無い状態。」
この部分は事実確認不能。
「ラスボスがメガテンのような感じ。」
あってる。普通は魔王か悪い神が
ラスボスなのが相場なところ。
堕天使がラスボス。
「ダンジョンは仕掛けがありそうで無い。
全て作動しないような状態。」
あってた。
ダンジョン内にスイッチっぽいものが
配置されていたりしたけど一切使わない。
「カジノを予定してたけど撤廃。」
あってる。カジノ撤廃は
なかなか想像つかない。
ルイーダの酒場にカジノを
作ろうとしたけどやめた痕跡が
見られた気がする。
「着せ替えシステムを売りにしてて
スタッフがキャバクラの女の子にモテたいため
キャバクラ風の見た目や服が増えた。」
キャバクラうんぬんはともかく
DQ9はアバター着せ替え要素に
力が入ってたことは事前には
わからない情報だった。
さらには登場キャラやシナリオに
キャバでの内輪ネタが盛り込まれていたという。
(事実確認不能。)
どれもこれもあってはならない
情報のお漏らし。
ここまでの状態になってほしくない。
今日のプロカルタ
へぇ!イイネ!買っちゃおうかな!
冒険者の広場、マナーガイドより。
エックスくんが何のためらいもなく
汚れたお金を手にしようとするシーンの名言。
そのまま単独で使ってもいいけど
「ダメー!」「ばくれつけん!」
までが1セットとなる。