「引退する詐欺問題」占いの館その5
今日は身近にあるあるな話題
※この物語は完全に
フィクションです!!
「次の患者さんどうぞー。」
対話形式でアストルティアの様々な
疑問や問題を解決だよ。
「よろしくお願いします。」
「S社で国民的RPGの
テクニカルディレクターをしている
A山と申します。」
「はい、こんにちわっ!
A山さんの悩みは何かなーっ。
あ、わかった、女性問題っしょー。
カッコイイからって遊びすぎたんだねっ!
青山あたりでブイブイ言わしてるんっしょ。
青山だけにね・・うーっくっく。」
A山「名前出さないでっ!」
「ごめんなさい。」
今回は目線は出さないで
名前ポロリだーっ!
A山「で、悩みなんですけど
引退詐欺に困ってるんですよね。」
「引退詐欺?」
A山「オレはもうゲームを辞める。
アカウントも消しちゃうよ?お?
って言って消すんだけど
キャラ復活サービスで戻ってくるやつです。」
キャラ削除しても復活が可能
「はぁ、他のネットゲーも超いっぱいいたよ。
やめるやめるアピールして
すぐ戻ってくるやつ。」
「前やってたゲームで
インストールディスク粉砕した
画像つきで、こんなクソゲーやめるって
ブログに載っけたやつがいたけど
そいつも普通に復活してたよ。
もっかいパッケージ買ったのかな。」
「今は定着しちゃってるけど
引退って言葉、なんなんだろうね。
やめるでいいのに。」
「現実だと、どこの世界も
引退した人って戻ってこないよね。
引退って言葉わかってるのかな?」
「ほんまやで。」
A山「リアルに支障をきたしていたりして
区切りをつけるために一時離れたりとかは
いいと思うんです。」
A山「他人にかまってほしいためだけに
引退宣言して、キャラデリはやめて欲しいですね。」
「ボクらの仕事が増えるんですよ!!」
A山「間違って捨ててしまったアイテム復活も
そうだけど、この手のものって
確認作業から入ってすべて手動なんですよ。」
A山「少しでもお客様のためにと思って
始めた復活サービスですが
安易には使って欲しくないです。
本当に困ってる人の力になりたい。」
「カァー!心までイケメンだわー!」
「キャラが残ってると、ついつい
ログインしちゃうって人もいて
そうならないようにする区切りなのかな?」
「でも、そんな事考えてる人は
キャラ削除しても復活サービス使うよ。」
A山「目に浮かびます。」
「本当に2度とやらないつもりなら
全装備品とアイテム捨ててから消せばいいのに。
戻ってくるつもりなくなるよ。」
「あ、そういえば占いは。」
A山「おおっと!もうこんな時間だ。
占いはもういいや。」
「ちょっと飲みいってきます。」
A山「今日は青山で飲もうかな。」
「・・・」
「へ・・閉店です。」
引退宣言について考える
ゲームに飽きてしまった。
人間関係でトラブルがあった。
日常生活に支障をきたした。
様々な理由でやめる事もあろう。
すごい長い目でみれば
全員いつかはやめる日が訪れる。
しかし、やめる時に熱烈に
まわりにアピールする人は
なんなんだろうか??
そんな事聞いて、まわりはどう思うの?
どう思って欲しいの?
しかも、そういうやつに限って
普通に戻ってくるからね。
辞める時、親しい人には
伝えておきたいって事もあるかもしれない。
でもまぁ、やめてしばらしくしたあとで
便利ツールから手紙を送るとか
書きおきメモに近況を書くとか
そんな感じでいいんじゃない?